少し時期が遅い信州では、先週、桃の加工がピークを迎えました!
8月に入ってから色々な品種が出始め、加工を進めていましたが、最後は、メインの川中島白桃で今年の桃の加工が終了しました。
ドライフルーツの中で、最も加工が難しい素材の1つである桃・・・・
結局今年も悪戦苦闘してしまったので、何とか無事に加工が終わり、ホッとしています。
今回は、そんな様子をご紹介させていただきます!
桃 美味しさの秘密
今年フルーティアで販売している桃は、
私の二大師匠(勝手に私が呼んでいるだけですが・・・)
御歳82歳 プルーンでもお世話になっている宮下師匠と(そのくだりは良かったらコチラをご覧ください!)、
勤めているのに、数々の果物に始まり、野菜、お米を一人で作っていらっしゃる、スーパーウーマンのお隣さん
の桃を中心に、使わせていただきました。
身近に桃を食べることが出来る環境の信州に移住してからというもの、色々と食べ比べてみていますが、やはりこのお二人の桃はピカイチに美味しいんです。
その美味しさの理由は
その1 ギリギリまで収穫せずに追熟させていること
通常、市場などに出荷する桃は、未だ固いうちに収穫したものを追熟させていますが、ギリギリまで収穫しないで、美味しさがのったタイミングで収穫しているため、美味しさが違います。
その2 土作りから肥料に至るまで、こだわりの独自製法。
桃は、消毒など色々と手間のかかる果物ですが、長年のノウハウを生かして、土作りから、独自の製法で桃を作っていらっしゃいます。
桃は、収穫のタイミングを見極めるのが難しく、素人の私は今回携わることが出来ませんでしたが、その代わり朝採れの桃を連日たくさん届けていただきました!
あまりにも大きくてきれいで、ギフト向けになるような立派な桃ばかりをいただき、恐縮してしまうほど・・・・。
桃の加工
桃がとても難しい理由は、何よりもその収穫と加工のタイミングなんです!
早すぎて固いくらいだと、甘さも味わいも無く美味しくない・・・
一方で、食べごろでやわらかくなったものを加工すると、とても美味しいものの、熟したところが黒くなって商品にならなくなってしまう・・・
程よいタイミングを見計らって加工をするものの、収穫のタイミングによって、全てタイミングが良い桃とは限りません。
農家さんとの連携に加え、ひとつひとつの検品作業がとても大切なので、とにかく手間がかかります・・・。
残りはジャムに、コンポートに…
残念ながらドライ加工に適さない桃は、自ら夜な夜なジャムにしたり、コンポートにしました。
初日こそは楽しかったものの、段々と恐怖になっていった深夜のジャム作り(笑)
我ながら驚くほど美味しくできました!!(たぶん桃が美味しいのだと思われますが・・・・)
今年は、身近な皆様に差し上げるくらいで終わってしまいましたが、来年こそは、きちんと日中に加工の体制をとれたらと思います・・・。
桃のドライフルーツ
そんな工程を経て、ドライフルーツになったドライの桃は、フルーティアではこちらで販売しています!
薄い見た目からは想像できないほど、甘みと味わいが深く、噛み締めるほどにその美味しさを感じていただけます。
是非この自然の恵みをご賞味ください!